シアワセオリー - FTISLAND
もし時が戻せるのなら
君がいたあの頃へ戻りたい
伸ばしたこの手が
手にしたものなどわずか
いつの間にかまた
笑顔を独り占めしていた
狭い心の中にしまえるような
小さな喜びなんか全部
幸せじゃないと偽物と
今さら気づいた僕の愚か
もし時が戻せるのなら
君がいたあの頃へ戻りたい
しあわせは奪うのでなく
手放して与えるその勇気の別名
開いたこの目が
目にした景色はわずか
大事なものほど
透明だと気づかないまま
ありがとう、もごめん、も言わなくなって
いつか空気のようになって知った
でも君がいないと息ができない
咲き誇る名もなき花が
君といた日々のようにまぶしくて
しあわせは探すのでなく
ただ僕を優しく包む空気の別名
透き通る川の流れで
丸くなった石のように
時の流れが いびつな心を
咲き誇れ名もなき花よ
同じ過ちもう犯さぬように
ささやかな花の香りよ
淡い色を焼きつけた胸に
もし時が戻せるのなら
君がいたあの頃へ戻りたい
しあわせは奪うのでなく
手放して与えるその勇気の別名