貘砂漠 - 安藤裕子
心の中に 手を探り入れ思い起こして
あの日のことを 時計の針が一つ一つ後戻りしてく
あなたの脳に眠り続けた記憶があるの
見えてくるでしょ?
まぶたの奥が引き攣り始めている
ほら 決して褪せることのない
ほら 二人だけのメモリアル
時の中で揺れていて
あなたにだけは教えてあげる
あの日の僕は魔法使いさ
すべてのことが思い通り運んでゆく
だけども僕は誘いに乗って
いけないブーツを履いてしまった
立ち止まれない あの日に帰れないから
決して褪せることのない
ほら 二人だけのメモリアル忘れないで
決して戻ることのない
ほら 二人だけのメモリアル
時の中で揺れていて
決して褪せることのない
ほら 二人だけのメモリアル忘れないで
決して戻ることのない
ほら 二人だけのメモリアル
忘れないでいて 忘れないでいて
覚えていて
忘れないでいて 忘れないでいて